2025年、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムの年会費が82,500円へと引き上げられ、無料宿泊特典の条件も年間400万円決済に改定されました。
以前のように手軽に特典を得られなくなり、「もう年会費の元が取れない」と感じる人が急増しています。
マイル派・ホテル派それぞれに向けて、乗り換え先としておすすめできる2枚のカードセゾンプラチナビジネスアメックスとヒルトンアメックスプレミアムを比較しながら、損をせず賢く切り替える方法をわかりやすく解説します。
マリオットボンヴォイアメックス改悪で見直しが必要な理由
2025年の仕様変更で年会費は82,500円に上がり、無料宿泊特典の獲得条件は年間400万円利用に引き上げ。
特典自体は最大75,000ポイント(自分のポイントを足せば最大90,000ポイント)へ拡充されたとはいえ、達成のハードルが高くなったのは事実です。
請求の切り替えは2025年11月以降という明確な日付も出ているので、更新前に一度“この年会費に見合う回収ができているか”を冷静に棚卸しすると後悔がありません。
どこで損益分岐が生まれるのか?
年会費に見合う価値を出せているかを見極める
損益分岐の考え方はシンプルです。
年会費82,500円に対して、無料宿泊特典が実際に取れるか、上級会員特典をどれだけ活用できているか、そして日常決済のポイント価値でいくら回収できているか。
この三点を足し算して年会費を上回れば“保有継続”、下回るなら“乗り換え検討”のサインです。
利用金額別に見た「継続 or 解約」のライン
たとえば年間利用が200〜300万円で、マリオット宿泊は年1〜2回、かつ出張や固定費の多くが“ポイント付与率の低い支払い”に寄っているなら、従来ほどの旨味は感じづらくなります。
無料宿泊やポイント加算の条件が厳しくなった今、リターンを実感できるのは「年500万円以上決済してプラチナ資格を維持できる人」に限られます。
マイル派におすすめの代替カード:セゾンプラチナビジネスアメックス
年会費を抑えつつマイル効率をキープ
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは初年度年会費無料。
2年目以降33,000円に改定されましたが、依然として“費用対効果の高いプラチナカード”です。
JALマイルを貯めたい人は「SAISON MILE CLUB」(年会費5,500円)を付けると、年間上限15万マイルまで自動移行できて管理も楽。
プライオリティ・パスも付帯し、空港ラウンジ利用もカバーします。
マイル派の方には、私も使っているセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスが本当におすすめです。
年会費を抑えながら、JALマイルを自動で貯められる「SAISON MILE CLUB」機能が便利で、固定費決済をまとめるだけで効率よくマイルが貯まります。
固定費や事業決済でマイルを自動積立
毎月の広告費や通信費、クラウドツールなどで月20万円、年240万円をセゾンプラチナ・ビジネスに集約したケースを考えてみましょう。
JAL派なら自動的にマイルが貯まり、必要なときに特典航空券や「どこかにマイル」で使うことができます。
年会費38,500円(33,000円+5,500円)に対し、マリオットとの差額44,000円を旅行費に回せば、国内線の往復分を十分にカバーできる計算です。
ホテル派におすすめの代替カード:ヒルトンアメックスプレミアム
年会費を抑えつつ実用的な上級ステータスを獲得
ヒルトン・オナーズ アメックス・プレミアムは年会費66,000円と、マリオットより抑えめです。
保有するだけでヒルトン・ゴールド(朝食無料)、年間200万円利用でダイヤモンド到達というわかりやすい仕組み。
さらに更新時に無料宿泊1泊、年間300万円利用で追加1泊(合計2泊!)が付与されます。
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実際の宿泊で感じる「得の実感」
週末のコンラッドやロク京都のような繁忙期に無料宿泊を利用すると、1泊5〜7万円相当の価値になります。
ダイヤモンド会員ならラウンジアクセス付きで、朝食やドリンク、軽食まで無料。
家族旅行の際も出費が減り、体験の満足度が一気に上がるのが特徴です。
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切り替えのタイミングと注意点
マリオットアメックスの新しい年会費は2025年11月以降に適用されるため、更新月の1か月前には解約または乗り換えの準備を始めるのが理想です。
無料宿泊特典やポイント残高は解約後に失効するケースもあるため、アプリの特典進捗で確認してから動くようにしましょう。
筆者も実際にカードを見直しました
マリオットアメックスの改定内容を確認して、私自身も改めてカードを整理しました。
結果として、ホテルステイを重視してヒルトンアメックスプレミアムをメインに、マイルや固定費決済はセゾンプラチナビジネスアメックスに集約することにしました。
旅行も日常の支払いもムダなく活かせるようになり、年会費の負担感よりも「得している実感」の方が大きくなっています。
この記事が、同じように見直しを考えている方の判断のヒントになれば嬉しいです。
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まとめ:改悪時代にこそ、賢く選び直す
マイルや航空券の還元を主軸に、固定費や事業決済でリターンを積み上げたいならセゾンプラチナ・ビジネス。
ホテルの朝食、ラウンジ、週末無料宿泊で“宿泊単価を下げつつ体験を上げたい”ならヒルトン・オナーズ アメックス・プレミアム。
どちらも年会費とリターンのバランスが明快で、「がんばっても届かない」マリオットアメックスのもやもやをスッキリ解消してくれます。
自分の決済履歴と旅行予定を見直して、数字で比較してみれば、次に選ぶべき1枚は自然と見えてくるはずです。