「無印のスーツケース、デザインはいいけど壊れやすいって本当？」
そんな不安を感じている方は多いですよね。
実際に筆者も愛用していましたが、あるポイントで「これは人を選ぶ」と感じました。
この記事では、無印スーツケースを“買ってはいけない”と言われる理由と、逆にどんな人なら満足できるのかを解説します。
無印スーツケースが「買ってはいけない」と言われる5つの理由
① キャスターが壊れやすい（交換費用が高い）
無印スーツケースは、デザイン性と静音性を重視したキャスター構造になっていますが、耐久性の面ではやや弱いという声が多く見られます。
特に、凹凸のある路面や海外の石畳を転がすと、タイヤのゴムが削れたり、キャスター自体が割れてしまうケースもあります。
また、修理対応は「キャスター1個から交換可能」ですが、送料＋部品代で1か所につき2,000〜3,000円前後かかります。
4輪すべて交換となると、購入価格の1/3ほどの修理費になることも。
日常的な短距離移動には問題ありませんが、「年に数回の旅行」以上で使う方や、長期出張・海外旅行が多い方にはやや不安の残る部分です。
② 取っ手がグラつきやすく長期使用に不安
ハンドル（伸縮取っ手）は軽量化のため細めのアルミフレーム構造になっています。
この軽さは魅力ですが、長期間使うと「カタカタ音がする」「左右にブレる」といったレビューも少なくありません。
特に荷物を満杯に詰めた状態で何度も引っ張ると、ジョイント部分の緩みが起きやすくなります。
無印公式でも“通常使用での摩耗は保証対象外”とされていますので、日常的に頻繁に使用する人には耐久面で少し物足りなさを感じる可能性があります。
軽くて扱いやすい反面、長く愛用したい人や、頻繁に空港で引くシーンが多い人にとってはデメリットとなるポイントです。
③ 内装が薄く、衝撃に弱い
内側の生地や仕切りがシンプルで、軽量を優先しているため、ハードスーツケースのような頑丈さはありません。
特にノートPCやカメラ機材などを入れると、外部からの衝撃で傷がついたというレビューも散見されます。
また、収納スペースの仕切りが1枚のみなので、衣類と小物を分けて整理したい人には少し使いづらい構造です。
見た目はすっきりしていますが、「荷崩れしやすい」「詰め方にコツがいる」といった点で不満を感じるユーザーもいます。
普段使いでは十分ですが、海外旅行や出張などで“荷物をしっかり守りたい”という用途には不向きです。
④ 保証期間が短く修理コストがかかる
無印良品のスーツケースは、購入後1年間の保証期間が設けられていますが、保証範囲はあくまで初期不良に限られます。
通常使用でのキャスター摩耗やファスナー不具合は自己負担修理です。
一方で、他ブランド（例：プロテカやサムソナイト）は3〜5年保証＋無料修理サービス付きが多く、長く使う人ほどコスパに差が出ます。
つまり、「買っても数年で壊れたら買い替え」になりがちで、結果的にコスパは悪くなるという意見もあります。
軽くて安価な点は魅力ですが、「長く使える1台」を求めるなら保証面での不安は否めません。
⑤ 海外旅行には向かない設計
無印のスーツケースは、国内の公共交通機関やホテルでの使用を想定して設計されています。
そのため、空港での粗い荷扱いや長距離移動には耐えにくいのが実情です。
特に海外の空港では、スーツケースが乱暴に積まれることも多く、外装に傷や凹みがつきやすいとの声があります。
また、TSAロックの仕様もモデルによって異なり、「海外の検査で開けにくい」「鍵部分が壊れた」というトラブルも。
頻繁に海外へ行く人や、重量のある荷物を預ける方は、より耐久性に優れたブランド（例：リモワ・サムソナイト）を検討する方が安心です。
無印スーツケースが向いている人・向いていない人
「買ってはいけない」と言われがちな無印のスーツケースですが、すべての人にとってダメ、というわけではありません。
実際には使う頻度やシーンによって“合う・合わない”がハッキリ分かれるアイテムです。
ここでは、あなたがどちらタイプなのかをチェックしてみましょう。
✅ 無印スーツケースが向いている人
・見た目やシンプルさを重視する人
無印らしいすっきりしたデザインは、どんな服装やシーンにもなじみます。
派手さよりも「無駄のない上品さ」が好きな方にはぴったり。
・国内旅行が中心で、使用頻度が少ない人
1年に1〜2回ほどの旅行や、出張がたまにある程度なら十分な耐久性です。
軽くて取り回しも良く、電車移動が多い人にも使いやすいです。
・軽さを重視したい人
本体が軽いので、持ち上げるときや階段の移動がとてもラク。
女性やシニア層から「取り回しやすい」という口コミも多くあります。
・“必要な機能だけ”で十分な人
多機能なスーツケースに興味がない、シンプルでOKという方なら不満は少なめです。
❌ 無印スーツケースを買わないほうがいい人
・海外旅行や長期出張が多い人
海外空港ではスーツケースの扱いが荒く、外装のキズやキャスター破損が起こりやすいです。
長距離・長期間の移動が多いなら、サムソナイトやプロテカのような高耐久モデルの方が安心。
・荷物が多く、詰め込みがちの人
無印の内装は仕切りが少なく、荷物を整理しづらい構造。
たくさん詰めたい人や「きっちり収納派」には不向きです。
・長く愛用したい人
保証期間が1年と短いため、5年以上使いたい人にとってはコスパが悪く感じるかもしれません。
長期保証つきブランドを選んだほうが結果的にお得です。
・キャスター音やグラつきが気になる人
静音性はあるものの、摩耗が早くガタつきやすいという声も。
頻繁に使う人は、耐久性が高いキャスターを採用したモデルを検討してみてください。
✈️ 迷ったら「使用頻度」と「旅行スタイル」で選ぶのが正解
たとえば、
- 年に数回の国内旅行中心 → 無印でもOK。
- 月1回以上の出張や海外旅行 → 専門ブランドのほうが結果的に長持ち。
自分の使い方を想像しながら選ぶと、失敗がぐっと減ります。
見た目が気に入っていても、「使う場面」が合わないと後悔することもあるので、
ぜひこの記事を参考にじっくり検討してみてくださいね。
無印スーツケースが合わなかった人におすすめの代替ブランド3選
ここまで読んで、「やっぱり無印は少し不安かも…」と感じた方へ。
安心して長く使えるスーツケースを探しているなら、次の3ブランドが特におすすめです。
それぞれ特徴が違うので、あなたの旅行スタイルに合ったものを選んでください。
🧳 1. プロテカ（PROTECA）｜日本製の静音キャスター＆10年保証で安心
プロテカはエース株式会社が展開する日本ブランド。
「静音キャスター」と「10年保証」で有名です。
無印の軽さに似た操作感がありつつ、壊れにくい設計なので、国内外問わず愛用者が多いです。
- ✅ Made in Japanの高品質
- ✅ キャスター音が驚くほど静か
- ✅ 10年間の無料修理保証つき
頻繁に旅行や出張に行く人なら、コスパも抜群。 初期投資は少し高くても、結果的に長く使えます。
ポチップ✈️ 2. サムソナイト（Samsonite）｜軽くて丈夫、世界中の旅行者が愛用
「スーツケースといえばサムソナイト」と言われるほどの定番ブランド。
海外出張・旅行が多い人に最も人気があります。
軽量モデルでも耐久性が高く、荷物を預ける機会が多い人にぴったりです。
- ✅ 世界で信頼される定番ブランド
- ✅ 耐衝撃性の高いポリカーボネート素材
- ✅ TSAロック標準搭載で海外旅行も安心
価格帯もモデルによって幅広く、セール時期なら無印とあまり変わらない価格で購入できることも。
1台持っておけば「どこにでも安心して行ける」万能タイプです。
ポチップ💎 3. リモワ（RIMOWA）｜一生モノを選びたい人に
見た目・耐久性・ステータス性、すべてを兼ね備えたのがリモワ。 価格は高いですが、「10年以上使っても壊れない」「修理しながら一生使える」という評価で人気です。 軽量タイプからクラシックアルミまで、自分のライフスタイルに合わせて選べます。
- ✅ 圧倒的な耐久性とブランド力
- ✅ 長く使うほど味が出るデザイン
- ✅ 世界中で修理・メンテナンス対応あり
旅をライフワークにしている人や、上質な持ち物にこだわりたい人におすすめです。
🧭 比較まとめ
| ブランド名 | 価格帯 | 保証 | おすすめタイプ |
|---|---|---|---|
| 無印良品 | 約19,000〜26,000円 | 1年（初期不良のみ） | 年1〜2回の国内旅行 |
| プロテカ | 約40,000〜60,000円 | 10年保証（日本製） | 国内外問わず頻繁に旅行 |
| サムソナイト | 約35,000〜70,000円 | 3〜5年保証 | 海外出張・長期旅行 |
| リモワ | 約90,000円〜 | 5年保証＋修理対応 | 一生モノを探している人 |
| ブランド | 価格帯 | 重量 | 耐久性 | サポート体制 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 無印良品 | 15,000〜25,000円 | やや重め | △ 壊れやすい報告あり | △ 限定的 | デザイン性◎、価格○ |
| サムソナイト | 30,000〜60,000円 | 軽量 | ◎ 長持ち | ◎ 保証充実 | 世界的ブランド |
| エース／プロテカ | 40,000〜70,000円 | 軽量 | ◎ 国内品質 | ◎ 修理可能 | 出張族から人気 |
| アメリカンツーリスター | 20,000〜40,000円 | ○ | ○ | ○ | コスパ◎ |
| カーゴ | 20,000〜35,000円 | ○ | ○ | △ | 無骨デザインで人気 |
スーツケースは「使う頻度」と「どこに行くか」で選ぶのが正解。
無印は軽くて扱いやすい一方、耐久性や保証を重視するならプロテカやサムソナイトのほうが安心です。
ポチップ
ポチップ後悔しないための選び方と代替案
無印良品のスーツケースを選ぶか迷っている方のために、後悔しないための選び方と、状況によっては検討すべき代替案についてお話しします。
まず、無印良品のスーツケースを選ぶ際のポイントとしては、以下の点に注意すると良いでしょう。
- 用途に合ったサイズ選び：少し大きめのサイズを選ぶことで、詰め込みすぎによる破損リスクを減らせます。2〜3泊なら45L程度が安心です。
- 色の選択：黒は傷が目立ちやすいため、グレーやネイビーなど、傷が目立ちにくい色を選ぶと長く愛用できます。
- 期待値の調整：「デザイン重視で、耐久性は程々」という現実的な期待値を持つことが大切です。
- 使用頻度の見極め：年に数回程度の使用なら問題ありませんが、月1回以上の頻度なら、耐久性の高いブランドも検討しましょう。
- 適した旅行タイプ：国内旅行や短期出張が中心なら適していますが、長期海外旅行が多い方は他ブランドも検討が必要です。
もし無印良品のスーツケースを選ぶ場合は、セール時の購入がおすすめです。
20〜30%オフになることも多く、そのタイミングなら価格に見合った価値があると言えるでしょう。
一方で、以下のような方は代替案を検討した方が良いかもしれません。
- 頻繁に旅行する方
- 長期滞在が多い方
- 海外旅行が中心の方
- 耐久性を重視する方
- 収納の使いやすさを重視する方
代替案として検討すべきブランドとしては、同価格帯ならエース「プロテカ」のエントリーモデルや、アメリカンツーリスターの中級モデルなどが挙げられます。
ポチップ ポチップ少し予算を上げられるなら、サムソナイトの基本モデルも視野に入れると良いでしょう。
ポチップ総合的に見て、無印良品のスーツケースは「見た目重視」「使用頻度は適度」という条件に合う方には十分な選択肢です。
しかし、「機能性重視」「頻繁に使用する」という方には、専門メーカーの製品を推奨します。
無印良品のスーツケースを検討しているけれど、もう少し選択肢を広げたいという方のために、私がおすすめする代替スーツケースを3つご紹介します。
いずれも無印良品に近い価格帯か、少し上の価格帯で、それぞれ異なる強みを持つモデルです。
1. エース プロテカ スタリアV
無印良品と同等か少し高めの価格帯ですが、日本製ならではの確かな品質と耐久性が魅力です。
特に軽量性に優れており、同サイズの無印良品と比べて約500g〜700g軽いモデルが多いのが特徴。
長時間の移動でも疲れにくく、国内外問わず活躍します。
内装の収納ポケットも充実しており、整理整頓しやすい設計になっています。
また、アフターサービスが充実している点も大きな魅力です。
パーツ単位での修理や交換も可能なため、長く使い続けることができます。
シンプルなデザインで、ビジネスシーンにも違和感なく使えるのも嬉しいポイント。
「軽さと耐久性を重視する方」「長く使い続けたい方」におすすめです。
ポチップ2. サムソナイト コスモライト
無印良品より価格帯は上がりますが、「究極の軽さ」を求める方におすすめのモデルです。
55cmサイズで約1.7kgという驚異的な軽さながら、耐久性も高く、世界中のヘビートラベラーから支持されています。
見た目もスタイリッシュで、ビジネスからプライベートまで幅広く使えます。
特筆すべきは走行性能の高さで、四輪とも静音性と操作性に優れたキャスターを採用。
空港の長い通路も苦になりません。内装も使いやすく設計されており、整理しやすいポケットや仕切りが充実しています。
「頻繁に旅行する方」「軽さを最優先する方」「長期投資としてのスーツケースを求める方」に特におすすめです。
ポチップ3. カーゴ エアレイヤー
無印良品よりやや安い価格帯で、コストパフォーマンスを重視する方におすすめのモデルです。
拡張機能付きで、帰りの荷物が増えても安心。また、USBポートを搭載したモデルもあり、移動中のスマートフォン充電にも対応しています。
デザイン性も高く、カラーバリエーションが豊富なため、自分らしいスーツケースを選びたい方にもおすすめ。
シンプルすぎない適度なデザイン性と機能性のバランスが良く、若い世代を中心に支持を集めています。
「コスパ重視の方」「機能性も妥協したくない方」「個性的なカラーを選びたい方」に向いています。
ポチップこれらはあくまで一例ですが、無印良品のスーツケースと比較検討する価値のあるモデルです。
最終的には、自分の旅行スタイルや優先順位に合わせて、納得のいく選択をすることが大切です。
何より、旅行を楽しむための道具である点を忘れず、「このスーツケースで旅に出るのが楽しみ」と思えるものを選びたいですね。
🎯 まとめ
無印スーツケースはデザイン性や手軽さでは優秀ですが、 “買ってはいけない”と言われるのは「用途に合わない人が買ってしまうから」。
自分の旅行スタイルを見直して、長く使える1台を選びましょう。 上で紹介した3ブランドなら、後悔のない選択ができます。