2024年、沖縄を訪れる方にとって気になるのは首里城が現在どの程度見学可能かという点ではないでしょうか?2019年の火災から数年を経て、首里城は復興が進み、少しずつ観光客の立ち入りが可能なエリアも広がりつつあります。本記事では、2024年時点で見学できるエリアや現在の復元状況、見逃せない見どころを徹底的に解説します。また、早朝に行われる「御開門式」やヒルトン首里城からのアクセス方法も紹介し、首里城観光をより充実させるための情報をお届けします。訪れる前に知っておきたいポイントを押さえて、沖縄旅行をさらに特別なものにしましょう。
首里城の現在の状況と復興状況

「2024年 首里城は現在入れるの?」と気になる方に、首里城の現在の状況と復興の進捗についてお伝えします。再建が進みつつあるものの、どこまで見学できるかを具体的に知りたい方も多いでしょう。火災から数年を経て、首里城はどのように変わっているのか、またどのエリアまで足を踏み入れられるのかについて、実際に観光できるエリアや制限がかかっている部分も含めて解説します。
2024年の首里城はどこまで入れる?最新の見学可能エリア

首里城は歴史的価値が高い建造物であり、琉球王国の象徴として沖縄を代表する観光名所です。2019年の火災で大部分が焼失し、私も含め多くの人々がショックを受けましたが、沖縄県や多くの支援者の手により復興が進められており、少しずつ観光客が楽しめるエリアも増えつつあります。2024年現在、復元が完了しているエリアでは首里城の雰囲気を十分に感じることができ、観光の見どころも豊富です。
まず、首里城の復元工事の進行状況ですが、再建された建物やエリアは少しずつ一般公開が進んでいます。正殿や北殿の一部では、訪れた人々が琉球王国時代の建築の美しさを感じられるようになっています。特に、琉球王国の独特の赤い屋根や漆が鮮やかに再現されている点は注目で、復興中でありながらも、首里城の象徴的な外観を間近で見ることができるのは嬉しいポイントです。また、正殿の周りをぐるりと歩くことで、敷地の広さや石垣の美しさも堪能できます。
立ち入り制限のあるエリアとその理由
現在も首里城では、一部のエリアに立ち入り制限が設けられています。この制限には、復興作業中であるための安全確保が大きな理由です。特に、正殿の一部や南殿は、再建工事が進んでいるため立ち入りが制限されています。これらのエリアは、復元が進むにつれ徐々に公開される予定ですが、2024年の時点ではまだ作業が継続しており、安全確保のため観光客の立ち入りが制限されています。
安全を確保しつつ首里城を楽しむために、公開中のエリアでは見学ルールが設定されており、観光客はルールを守りながら見学を進める必要があります。例えば、立ち入り禁止の看板やロープが設置されている場合、それ以上進むことは避けましょう。こうした配慮によって、観光客も安心して見学が楽しめるようになっています。
一方で、復興作業が進んでいることで、再建の過程や工事風景を間近で見ることができるのも首里城観光の醍醐味です。再建の現場に触れることで、復興の大変さや情熱を実感でき、観光客にとっても貴重な体験になります。訪れる際には、どのエリアに立ち入り制限があるのかを事前にチェックし、安全に配慮した観光を心がけましょう。
首里城復元の歴史と現在の姿

首里城の復元作業は、焼失後すぐに開始されましたが、これは今回の火災が初めてではありません。第二次世界大戦でも首里城は破壊され、その後再建された経緯があるため、首里城の歴史は「破壊と再建」を繰り返してきたとも言えます。復元が行われるたびに、首里城はその時代の技術や資材を駆使して作り直され、その姿は再び訪れる人々を魅了してきました。
今回の復元では、焼失した正殿を中心とした建物が対象となっており、歴史的な写真や記録に基づいて可能な限り忠実に再建されています。例えば、正殿の独特な赤瓦や漆の輝きは、琉球王国時代の建築様式を再現するために、地元沖縄の素材と職人技術が駆使されています。これらの復元には多くの職人が参加し、琉球文化の伝統を守りながら現代に伝えようとする努力が続けられているのがすごいですね。
また、北殿では復元された部分のほか、火災で被害を受けた部材が保存・展示されており、当時の被害状況とその後の復元プロセスを直に見ることができます。ここでは、焼失した部分がどのように復元されたかについて説明されたパネル展示があり、観光客はこれを見ながら復興の一歩一歩を感じ取ることができます。首里城を単なる観光地としてではなく、琉球王国の歴史と文化のシンボルとして、そしてその復元にかける沖縄の人々の想いが詰まった場所として理解することができます。
復元中のエリアと展示内容
首里城では、まだ復元中のエリアも多くありますが、一部エリアは見学が可能で、現在も観光客を迎え入れています。再建が進んでいる正殿は内部の見学ができないものの、その周囲を歩きながら石垣や庭園など、琉球王国時代の趣を感じることができます。
復興支援プロジェクトと地域の取り組み

首里城の復元は沖縄県だけでなく、全国的な支援が集まって進められています。その中でも大きな役割を果たしているのが「首里城復元支援プロジェクト」です。このプロジェクトは、地元の企業や学校、そして全国からの寄付によって成り立っており、少しでも早く元の姿を取り戻すために多くの支援が寄せられています。例えば、「一口城主」という仕組みが設けられ、寄付を通じて首里城の復興に貢献できるという形で、多くの人々が参加しています。この「一口城主」は、少額の寄付で参加できるため、観光客や地元の住民が気軽に支援できる方法として注目されています。
また、首里城復元に携わる職人や建築家の育成も進められており、琉球文化を未来に伝えるための教育が行われています。沖縄県内の学校では、琉球文化や首里城について学ぶ授業が取り入れられ、子どもたちが地元の歴史や文化に親しむ機会が増えています。地元の学生や若手職人たちは、首里城の復元プロジェクトに参加することで、実際の修復作業を通して琉球の伝統技術を学び、後世に引き継いでいく役割を担っています。
首里城観光2024年版:訪れる前に知っておきたいポイント
2024年に首里城を訪れる際、アクセスや駐車場の情報は重要なポイントです。首里城周辺は観光客が多く、駐車場の混雑や行き方が気になる方も多いでしょう。ここでは、ヒルトン首里城から徒歩で行く場合のアクセス方法と、公共交通機関を使って首里城にアクセスする方法について、初心者にもわかりやすく解説します。快適に首里城を訪れるための参考にしてください。
首里城へのアクセスと駐車場情報
〒903-0815 沖縄県那覇市首里金城町1−2
TEL:0988862020
首里城は沖縄那覇市にあり、那覇市中心部から比較的近い位置にありますが、首里城までの道は坂道が多く、徒歩や公共交通機関を利用する際には多少の注意が必要です。また、観光客が増えるシーズンや週末は駐車場が混雑することも多く、事前にアクセス方法や駐車場の情報を確認しておくと安心です。

首里城の周辺にはいくつかの駐車場があり、首里城公園専用の駐車場も完備されています。首里城公園の駐車場は正面入口からほど近い位置にあり、アクセスの良さが魅力ですが、シーズン中は混雑しやすい点に注意が必要です。駐車場は基本的に有料で、1回あたりの小型車で最大料金は800円程度です。もし満車の場合でも、周辺のコインパーキングがいくつかあるため、首里城までの徒歩距離を考慮しつつ、適した場所を選ぶとよいでしょう。
ただし、首里城は地形上、坂道の多いエリアに位置しているため、駐車場から少し歩くことも想定しておくと、よりスムーズに観光ができます。また、事前に駐車場の場所や空き状況をアプリなどでチェックしておくと、現地で慌てずに済むでしょう。
ヒルトン首里城から徒歩で行けるアクセスガイド
首里城にアクセスする際、ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城に宿泊している場合は、徒歩で行けるのが大きなメリットです。ホテルから首里城までは約15分の距離で、観光がしやすい位置にあります。ホテルを出発し、道に沿って坂を上ると、比較的簡単に首里城公園までたどり着けます。近道で最短5分で到着することも可能ですが、かなり急こう配な坂階段を上がり続けるので、体力に自信のある方はトライしてみてください。ちなみに、私は、ヘトヘトになりました。
ヒルトン首里城からの平坦ルートは次の通りです。まずホテルの正面玄関を出て、左に向かって坂道を進みます。道沿いには観光案内板が設置されているので、それを参考にしながら歩けば迷うことは少ないでしょう。坂道を上って行くと、やがて石垣や城壁が見えてきます。徒歩の際は、この道沿いに首里城の歴史を感じられる風景や案内板があり、散策の雰囲気も良いので、観光を楽しみながら歩くことができます。
途中には、首里城の案内所や観光情報を得られる施設もあり、道中で見どころを確認しながら首里城に向かうことができます。早朝に出発すれば、道も空いていて静かな雰囲気の中で首里城までの道のりを楽しめます。また、首里城の御開門式を見学したい場合も、この徒歩ルートは便利です。朝食後に時間の余裕を持って出発すれば、観光客が少ない時間帯に訪れることができるため、よりゆったりと観光が楽しめます。
公共交通機関を利用する場合の行き方
首里城へは那覇市内からバスやモノレールを利用する方法も便利です。特に車を持たない方や、那覇市内から手軽に訪れたい方には公共交通機関が向いています。那覇空港や市街地からアクセスしやすいため、観光客にも人気の方法です。
まず、モノレール(ゆいレール)を利用する場合、那覇空港駅から「首里駅」まで向かいます。首里駅はモノレールの終点であり、駅から首里城までは徒歩で20分ほどの距離です。首里駅を降りたら、駅からの案内板に沿って歩くと、首里城方面へ進む道が分かりやすく示されています。駅周辺には観光マップも設置されており、途中で首里城の案内に従って進むとスムーズです。
首里駅から首里城への道のりは、やや坂道が続きますが、途中で景色を楽しみながらゆっくりと歩けるため、観光気分を味わえます。また、首里城までの道には小さな土産物店やカフェも点在しているため、休憩をしながら歩くのも良いでしょう。
また、那覇市内の主要なバスターミナルやホテルから首里城への直通バスも運行されています。那覇バスターミナルから出発するバス路線には、「首里城公園前」行きのバスがあり、こちらを利用するのも便利です。このバスに乗れば、首里城公園入口のバス停で降りることができ、徒歩数分で首里城の正面入口にたどり着けます。バスの運賃は那覇市内から片道200円前後で、交通費もお手頃です。
観光前に注意すべき事項

首里城の一日は「御開門式」で始まります。到着した際、ちょうどドラの合図と、御開門(うけーじょー)の発声で開門のタイミングでした。本来であれば、この後首里城見学となるのですが、首里城正殿周辺は2019年10月31日の夜、火災で全焼してしましました。復興については、現在財団や県が協力して2026年の正殿復興に向けて日々頑張っていらしゃいます。
営業時間やチケットの購入方法
首里城は基本的に年中無休で開放されていますが、特定の日や行事によって営業時間が変動することがあります。通常、首里城の営業時間は朝の8時から夕方6時までで、最終入場は閉門の30分前です。ただし、季節によっては延長営業を行うことがあり、特に夏季には閉館時間が8時に延長される日もあります。訪れる前に、最新の営業時間を首里城公園公式サイトで確認しておくと、当日に慌てることなく観光が楽しめます。
チケットの購入は、首里城正面入口のチケット売り場で直接購入する方法が一般的です。チケット料金は、大人で800円前後、子どもや学生向けには割引が適用されるため、家族連れでもお得に利用できるよう工夫されています。チケット売り場では英語や中国語などの外国語対応も行っているため、海外からの観光客にも安心です。
オンラインでの事前購入も可能です。オンラインチケットを利用すると、チケット売り場の混雑を避けられるため、現地でスムーズに入場できます。特に、観光シーズンや週末にはチケット売り場が混雑しやすいため、事前にスマートフォンで購入しておくと便利です。オンラインチケット購入の際には、QRコードが発行されるため、入場時に画面を提示するだけでスムーズに入場できます。公式サイトや観光アプリからも簡単に購入できるため、現地での時間を節約したい方にはおすすめです。
また、首里城周辺の観光施設とセットになった「首里城エリアパス」も販売されています。このパスを利用すれば、首里城のほか、周辺の重要な観光スポットにも割引料金で入場可能です。セット料金なのでお得に観光でき、短時間で複数の施設を訪れたい場合に役立ちます。例えば、「首里城と玉陵(たまうどぅん)」のセット券では、首里城と沖縄の王族が眠る玉陵の両方を見学できるため、より深く琉球王国の歴史に触れられるでしょう。
混雑を避けるためのベストな訪問時間
首里城は沖縄を代表する観光地であり、特にシーズン中や週末には多くの観光客が訪れるため、混雑が予想されます。混雑を避けるためには、訪問時間やタイミングを工夫することが大切です。一般的には、早朝や夕方の訪問が比較的空いているため、ゆっくりと首里城を楽しみたい方にはおすすめです。
首里城の開門は朝8時です。特に平日の早朝は観光客が少なく、静かな雰囲気の中で歴史的な景観を楽しむことができます。朝早くから訪れると、御開門式も体験できます。この御開門式は毎朝行われており、琉球王国の文化を感じることができる貴重な機会です。早起きが苦でない方であれば、ぜひ朝の御開門式を狙って訪れてみてください。開門の際に訪れることで、比較的ゆったりと首里城を見学できますし、写真撮影もしやすいです。
一方で、昼間や午後の時間帯は観光バスや団体客が増え、混雑しやすい傾向にあります。この時間帯は特に首里城正殿や北殿周辺が込み合うため、主要スポットでの写真撮影をゆっくり楽しみたい方は、避けたほうがよいでしょう。昼間に訪れる場合は、あらかじめ見学ルートを確認しておくと、スムーズに移動しやすくなります。
また、夕方の時間帯も比較的空いていることが多く、首里城の閉館時間間際に訪れると、昼間の混雑を避けられます。夕方は陽が傾き、赤瓦の美しい屋根や石垣が柔らかい夕日で照らされ、幻想的な雰囲気を楽しめる絶好の時間帯です。首里城の周囲は琉球王国時代を彷彿とさせる石垣や庭園が広がっているため、夕暮れ時に訪れることで、歴史的な雰囲気をより深く感じられるでしょう。
首里城公園の御開門式体験記

首里城観光の中でも特に特別な体験といえば「御開門式」です。この儀式は、首里城がその日の営業を開始する際に行われる伝統的な行事で、早朝に訪れることでしか味わえない貴重な時間です。琉球王国の文化や歴史に触れる機会として、首里城の雰囲気をより深く感じられる魅力が詰まっています。ここでは、御開門式がどのようなものか、参加するためのポイントについて解説します。
御開門式の開始時間とベストな到着タイミング
御開門式は朝8時から行われますが、混雑を避けるためには早めに到着することをおすすめします。観光シーズンや週末は御開門式を目当てに訪れる観光客も多く、少し早めに出発することでベストな場所から見学できるでしょう。少なくとも15〜20分前に首里城に到着しておけば、比較的ゆっくりと御開門式を楽しめます。
首里城周辺の宿泊施設、たとえばヒルトン首里城に泊まっている場合、ホテルから徒歩で行けるため早朝でも無理なく訪れることが可能です。ホテルを早めに出発して朝の静かな道を歩けば、首里城に到着した頃には日差しも柔らかく、心地よい朝の空気を感じながら観光がスタートできるでしょう。もし公共交通機関を利用する場合は、首里駅や周辺のバス停から徒歩で向かう必要がありますが、朝の時間帯は交通も比較的空いているため安心です。
御開門式の後の観光も楽しもう

御開門式を見学した後は、静かな朝の時間帯を利用して、首里城の敷地内をゆっくり散策してみましょう。北殿で行われている展示を見学し、琉球王国の歴史や文化にさらに触れることができます。首里城の歴史や建築様式について詳しく説明された展示があり、御開門式で感じた感動をより深く理解できるでしょう。北殿には、首里城の復元に関する資料や、琉球王国時代の貴重な遺物も展示されているため、首里城の全体像を知るのに役立つスポットです。復興イメージもつくられていました。
まとめ
首里城は、琉球王国の歴史と文化を深く感じられる貴重な場所です。観光地としてだけでなく、文化遺産としての価値を存分に味わうことができ、朝8時から始まる御開門式では、静かな朝の中で厳かな儀式を目の当たりにする特別な体験ができました。
首里城公園からホテルにる際には、坂道も多いですのでタクシーを迷わず利用しました。真夏や真冬の厳しい気温の中では、徒歩より快適な移動手段が良いでしょう。復興が完了した暁には、完成した首里城の姿をぜひまた見に訪れたいと思います。
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